ドルフィーのフルートは小鳥の囀り
ドルフィーのフルートは超美しい
変幻自在のドルフィー
前回はドルフィー(Eric Dolphy)のバスクラリネット(bass clarinet)を紹介しましたが、今回はフルート(flute)を紹介します。
(引用元:http://sayhellotoeverybody.tumblr.com/)
バスクラでは荒々しくいなないていましたが、フルートでは一転して繊細で美しい音色を聴かせてくれます。その音色は小鳥の囀りに例えられています。まさに変幻自在なプレイヤーです。
You don't Know what Love is
前回紹介した「Last Date」の中から一曲紹介しましょう。
- アーティスト: エリック・ドルフィー,ミシャ・メンゲルベルク,ジャック・ショールス,ハン・ベニンク
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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Hi-Fly
別のアルバムからもう一曲紹介しましょう。
一説として、ドルフィーは米国の音楽業界の黒人差別体質に悩んでいたと言われています。その結果、ヨーロッパツアーに度々出掛けています。
伝説の「ファイブスポット・セッション(FiveSpot Session)」でみられるように、ブッカー・リトル(Booker Little)という強力な相棒を手にし、意気揚々となっていた彼を突然の悲劇が襲います。なんとブッカー・リトルが突然の交通事故で亡くなってしまうのです。
1961年、意気消沈してヨーロッパに単独で出かけます。
傷心の内、ヨーロッパを転戦していくのですが、その演奏が多くのアルバムに残っています。その中から一曲ご紹介します。
相棒の早すぎる死を悼む鎮魂歌のように思えます。
ジェームス・ニュートン
ジェームス・ニュートン(James Newton)という現在活躍中のアーティストを紹介します。エリック・ドルフィーが演奏するフルートのテイストを継承していると思えます。
彼はなぜかクラシックやヒーリング音楽に分類されていることも多いのですが、私はジャズ・ミュージシャンだと思っています。カテゴリーなんてどうでもいいことですが(汗
さて、今回はこれくらいで。
次回もドルフィーを紹介します。