ドルフィーのバスクラリネットは馬の嘶き
初の投稿でご挨拶
ジャズとの出会い
幼いころから洋楽を聴くのが好きでした。
ポール・アンカ(Paul Anka)やニール・セダカ(Neil Sedaka)から始まって、ビートルズ(The Beatles)、CSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング Crosby, Stills, Nash & Young)、エルトン・ジョン(Elton John)等々が高校生くらいまでの「My Favorite Musician」でした。
引用元:http://www.tapthepop.net/live/17859
大学生になって京都での学生生活が始まり、ジャズ(Jazz)と言われる音楽に初めて出会うことになります。友人に誘われてジャズ喫茶に出入りするようになったことがジャズに出会ったきっかけです。
ジャズ喫茶に行くようになった当初は、ご多分に漏れず「かっこつけてる」だけでした。タバコをくゆらせてコーヒーをすすり小難しい本を読むという、当時の学生の典型的パターンのBGMとしての音楽でしかなかったのかもしれません。
そんな中、レコードも「かっこつけて」ジャズのLPを買って聴くようになりました。何をどのように考えて買ったのか、40年以上も昔のことで、今となっては記憶にありません。最初の数枚は友人から勧められるようなことで買っていたのではないでしょうか。
衝撃の一枚
ある時レコード店で一枚のレコードを手にしました。
その頃、私はレコードを「ジャケ買い」と称して、ジャケットのデザインが気に入ったものを買うようにしていたのですが、何気なく手にした廉価版のレコードのジャケットが気に入って即買ってしまいました。一枚 1,300円か 1,200円だったと思います。
そのレコードに針を落とした瞬間、背中に電気が走るような衝撃に襲われました。
レコードのタイトルは「Last Date」。エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)の遺作(その後、それ以降の録音がいくつか発見され、CD等になっている)でした。
- アーティスト: エリック・ドルフィー,ミシャ・メンゲルベルク,ジャック・ショールス,ハン・ベニンク
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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そのアルバムは、それまで聴いたことのない音色からいきなり始まりました。
馬がいななくような、激しいトーンで始まります。バスクラリネット(bass clarinet)です。いくら言葉を羅列してもどうしようもありません。
まずは聴いてみてください。圧倒されますよ。
God Bless the Child
このソロは彼自身お気に入りだったのか複数のアルバムに収録されています。
他のバスクラアーティスト
ドルフィーは、彼の死後、多くのジャズアーティストに影響を与えていますが、その中にアンソニー・ブラキストン(Anthony Braxton)がいます。1974年にSteeple Chaseからリリースした「In the Tradition, Vol.2」を紹介します。
このアルバムの日本発売当初に初めて聴いた時も印象的だったことを記憶しています。このアルバムから一曲お聴きください。
次回もドルフィー
さて、初投稿はこのぐらいにしておきます。
慣れないもので、リンクの貼り方等戸惑いながら書きましたので、何度も再投稿することになりましたが、これをもって確定とします。