2016-01-01から1年間の記事一覧
ジャズミュージシャンと言ってはいけないのかな 意外に情報がない ベン・ウィリアムス(Ben Williams)は、私の中では結構昔から「有名なベーシスト」でした。しかし、今回この項を書こうと、ネット上で資料を探し始めたら、意外や意外、彼の二枚のリーダー…
時代とともにスタイルを変化 ウエイン・ショーターのリズム隊 言わずと知れたジャズ・ベーシスト界最高峰の一人です。ピアニストのダニーロ・ペレス(Danilo Perez)、ドラマーのブライアン・ブレイド(Brian Blade)と巨匠ウエイン・ショーター(Wayne Shor…
パナマの英雄 ショーターを支えた強者 ダニーロ・ペレス(Danilo Perez)は1965年にパナマで産まれました。現代ジャズミュージシャンの多くがそうであるように、彼の音楽への入り口はクラシック音楽でした。20歳でアメリカに渡りバークリー音楽院に学ぶこと…
ジャズという音楽の地位を向上させる功労者 ジャズ・バルティカ 毎年7月から8月にかけてドイツで開催されている「ジャズ・バルティカ」というジャズ・フェスティバルがあります。これがなかなかレベル高いんですよね。ヨーロッパのそれもドイツということ…
現在のニューヨークジャズを象徴する一人 言わずと知れたイスラエル出身です ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)はイスラエル出身です。今のニューヨークジャズシーンの特徴の一つが、イスラエル出身ミュージシャンの大活躍ですね。アヴィシャイ・コ…
ジャズシーンにおけるゴッホ 今では誰もが彼を天才と呼ぶ フィニアス・ニューボーン Jr(Phineas Newborn, Jr.)は「不遇の天才」と言われています。死後認められたという点でゴッホになぞらえることが出来ますが、そのこと以上にゴッホと類似している点があ…
2016年4月時点のお気に入り 備忘録の意味も 長い人生の中で、ある時期を輪切りにすると、その時お気に入りで毎日のように聞いている曲がありますよね。どれくらいのサイクルで入れ替わっていくのかわかりませんが、数ヶ月のスパンでその時点での自分のお気に…
プレイリストを色々作りましょう 昔懐かしい洋楽 アップルミュージックを利用するにあたってプレイリストを作っていますが、普段一番使うジャズのプレイリストは「ニューヨーク」というタイトルを付けています(笑。それ以外に、昔懐かしい(個人的に)洋楽…
オーソドックスなスタイルを完成、堅持した 多数の名盤に貢献した ポール・チェンバース(Paul Chambers)も33歳という若さで亡くなってしまった偉大なミュージシャンです。ヘロイン中毒で身体を弱らせた挙句の肺炎によるものでした。全くもったいない話です…
レッド・ガーランドとビル・エヴァンスのハイブリッド マイルスグループで活躍 ウイントン・ケリー(Wynton Kelly)も若くして亡くなってしまった稀有の才能です。彼はジャマイカ生まれだそうですね。R&Bグループでプロのスタートをきったようです。様々なミ…
突然の引退と復帰 ガーランド節 トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)から「コロコロピアノつながり」です。レッド・ガーランドの場合、ブロックコード奏法からシングルトーンへと明確に分かれて弾きますので、シングルトーンでの「コロコロ度合い」がより…
コロコロ、コロコロ、小気味いい トミフラで溢れかえる いつ、どこで初めて出会ったのか思い出せないけど、気がついたら一番身近にいる。そんな存在なんですよ、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)さんは。誰と組んでやってるのがどうのこうのという意識…
若いミュージシャンから慕われました ビバップの開祖 アビー・リンカーン(Abbey Lincoln)の名盤「Straight Ahead」や「We Insist」に参加している御大ということで、今回はコールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins)です。アビー・リンカーンというよりも…
60歳を超えて活動再開した珍しい歌手 公民権運動の闘志 今回はアビー・リンカーン(Abbey Lincoln)ですが、何故彼女なのか?マックス・ローチ(Max Roach)と十年間結婚していたからです(汗。いやいや、結婚していた以上に、彼女は公民権運動においてマッ…
やはり彼は名ドラマー ブラウニーとの双頭コンボ マックス・ローチ(Max Roach)と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)との双頭クインテットですね。私自身もジャズのレコードを聴くようになったごく初期に買ったの…
たしかにキラキラ輝いていた! ドルフィーの若き相棒 このブログはエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)から始まりました。エリック・ドルフィーの次にブッカー・リトル(Booker Little)につなげなければならなかったかもしれませんが、今まで辿りつけませ…
ドルフィーとの共演が印象的 ミンガス周辺に偏る ミンガスつながりでジャッキー・バイアード(Jaki Byard)です。「ジャキ・バイアード」と表記されることがあります。1962年~1964年頃、ミンガスのグループで数多くのサイドマンとしての録音を残しています…
長生きして欲しかった サックス何本もくわえて(笑 ローランド・カーク(Roland Kirk)はチャールズ・ミンガス(Charles Mingus)のアルバム「Mingus at Carnegie Hall」で初めて出会いました。私の大好物のサックスでした。で、ローランド・カークのことを…
ミンガス・ミュージックというしかない D. エリントンからクビになっちゃった 今回は、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)ですが、前回のデューク・エリントン(Duke Ellington)から何故つながるのかと言うと、チャールズ・ミンガスはデューク・エリン…
アメリカジャズ界の頂点にいた人なんだよね 英語版wikiに萎える 私がこのブログを書くについては、やはりネットで検索して参考にしながら書きます。自分の拙い知識や勝手な思い込みだけで書かないようにしていますが、そうなってくると、まずは手っ取り早く…
最もジャズった人でした スイング感とグルーヴ感 ジャズが他の音楽と異なる表現手段を持つことの一つに「スイング感」というものがありますが、このスイング感がどのように表現されるかについてはなかなか納得いく説明が得られません。このスイングの権化の…
サドメル・オーケストラで大活躍 カウント・ベイシー・オーケストラ出身 サド・ジョーンズ(Thad Jones)は、前回のハンク・ジョーンズ(Hank Jones)の弟、前々回のエルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)の兄です。サド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ…
常にジャズのメインストリームを行く 最も親しまれたピアニスト 前回のエルヴィン・ジョーンズのお兄ちゃんです。アメリカ人に最も親しまれたアメリカ人ピアニストと言っても言いすぎじゃないと思います。ケネディ大統領の誕生パーティーでマリリンモンロー…
今のジャズドラムの流れは彼から 凄い兄弟の末っ子 エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)は、ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)、サド・ジョーンズ(Thad Jones)との三人兄弟の末っ子として育ちました。凄い兄弟ですよね。マッコイ・タイナー(McCoy Tyne…
豪快で華やかなピアノ 歳とっても頑張る 頑張る年寄りつながりで、今回はマッコイ・タイナー(McCoy Tyner)です。アルバムのリリースこそほとんどなくなりましたが、まだまだ元気にステージをこなしている姿がYouTubeでは見ることが出来ます。少し前になり…
バップからソウル・ジャズ ジャズ界の最長老 むちゃくちゃとぼけた爺さんです。YouTubeで最近のルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)を観た印象です。ところが、サックスを吹き出したらやっぱりオーラが湧き出てくるんですよ。それでもって年齢を忘れさせる…
ブルーノート一筋でした ブルーノートカラーは彼が作った アート・ブレイキー(Art Blakey)とともにジャズ・メッセンジャーズ(Jazz Messengers)を立ち上げたというつながりで、今回はホレス・シルバー(Horace Silver)です。ホレス・シルバーは、ブルー…
アート・ブレイキーはジャズの代名詞 日本と相思相愛 日本人には一番なじみのジャズミュージシャンの一人です。親日家としても有名で、数多く来日公演しています。日本人女性と結婚していたこともあります。来日した時、日本人のファンにツーショットをリク…
真面目な人柄で努力家 見るたび異なる外見 また、いつものペースに戻ります。今日はレイ・ブラウン(Ray Brown)からのつながりで、ベニー・グリーン(Benny Green)です。レイ・ブラウン・トリオにいましたからね。 この人ほど外見のイメージをたびたび変え…
一人の男の夢の形 レーベルを語っちゃう 我が国のジャズファンの悪癖(?)の一つに「レーベルを語る」つうのがあります(笑。かくいう私も散々語ってきました(汗。ジャズに興味のない人からすれば全く理解出来ない現象ですよね。実際、よくよく考えると、…