ジョン・パティトゥッチ(John Patitucci):今ではアコースティックの雄
時代とともにスタイルを変化
ウエイン・ショーターのリズム隊
言わずと知れたジャズ・ベーシスト界最高峰の一人です。ピアニストのダニーロ・ペレス(Danilo Perez)、ドラマーのブライアン・ブレイド(Brian Blade)と巨匠ウエイン・ショーター(Wayne Shorter)の最強リズム隊を務めていることで知られた存在です。
引用元:https://www.berklee.edu/news/john-patitucci-music-instrument-social-change
スタジオ・ミュージシャン
パティトゥッチはニューヨークのイタリア系の家庭に生まれました。10歳頃からエレクトリックベースを始め、15歳頃からはアコースティックベースも演奏するようになりました。1985年、26歳でチック・コリアの「エレクトリック・バンド」に参加するまではスタジオ・ミュージシャンとしてB.B.キングやジョージ・ベンソン等のバックとして数多くのセッションに参加してキャリアを積みました。現在のジャズ界における立場から見ると比較的遅咲きだったのはこういう経歴からきています。
1987年にチック・コリアも参加して初のリーダーアルバム「ジョン・パティトゥッチ」を発表しました。
この頃の彼は6弦のエレクトリック・ベースをまるでギターのように高速で演奏するスタイルで注目されていました。
Sketchbook
当初のエレクトリック・ベースでのスタイルとして三枚目にリリースしたアルバム「Sketchbook」から「Spaceships」と「Scophile」の二曲をお聴きください。
Sketchbook by Patitucci, John (1990-07-19) 【並行輸入品】
- アーティスト: John Patitucci
- 出版社/メーカー: Grp Records
- 発売日: 1990/07/19
- メディア: CD
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今ではアコースティックベースでオーソドックスなメインストリームジャズの王道で押しも押されもせぬ巨匠となったジョン・パティトゥッチからは少し意外なスタイルですが、フュージョン全盛の時代を反映しています。
Line by Line
2006年リリースの「Line by Line」から「Folklore」と「Line by Line」の二曲をお聴きください。
- アーティスト: ジョン・パティトゥッチ,アダム・ロジャース,ブライアン・ブレイド
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/01/17
- メディア: CD
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メンバーは下記の通りです。
John Patitucci, double bass, 6-string electric bass (leader)
Adam Rogers, electric guitar, acoustic nylon-string guitar
Chris Potter, tenor saxophone
Brian Blade, drums
Richard Rood, violin
Elizabeth Lim-Dutton, violin
Lawrence Dutton, viola
Jeremy McCoy, double bass