レッド・ガーランド(Red Garland):マイルスグループで大活躍
突然の引退と復帰
ガーランド節
トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)から「コロコロピアノつながり」です。レッド・ガーランドの場合、ブロックコード奏法からシングルトーンへと明確に分かれて弾きますので、シングルトーンでの「コロコロ度合い」がより際立って、目立ちます(笑。ブロックコードで若干不協和音気味にメロディーがぼやけつつ進行しているかと思いきや、急にシングルトーンで明快な音程でコロコロ言い出すので何やらユーモラスにも思えるほどです。非常に特徴的で、「ガーランド節」と称される所以です。
引用元:http://paulsemel.com/red-garland-trio-swingin-korner-review/
マイルスグループへの参加
レッド・ガーランドと言えば、まず頭に浮かぶのがマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のグループでの活躍です。その期間は1955年から1958年までの3年そこそこでしたが、その短期間で彼の名声は知れ渡り、ビバップピアノの第一人者に押し上げられたのです。その絶頂期にリリースした名盤「Groovy」を聴いてみましょう。「Will You Still Be Mine?」と「Hey Now」の二曲です。
- アーティスト: レッド・ガーランド,ポール・チェンバース,アート・テイラー
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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メンバーは下記の通りです。
Red Garland - piano
Paul Chambers - bass
Art Taylor - drums
突然の引退
マイルスグループを抜けた後、しばらくは活発に活動しますが、1962年に突然引退してしまいます。ロックミュージックの台頭もあってジャズに見切りをつけたのかなと思います。
1960年にプレスティッジからリリースした「Soul Junction」から「Woody'n You」と「I've Got It Bad (And That Ain't Good)」の二曲をお聴きください。
メンバーは下記の通りです。
Red Garland - piano
John Coltrane - tenor sax
Donald Byrd - trumpet
George Joyner - double bass
Art Taylor - drums
- アーティスト: レッド・ガーランド,ドナルド・バード,ジョン・コルトレーン,ジョージ・ジョイナー,アート・テイラー
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/06/22
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1970年代にカムバック
結果から言いますと、レッド・ガーランドは1970年代中頃にカムバックするんですが、本格的に復帰する少し前1971年に「Auf Wiedersehen」というアルバムをリリースします。久しぶりのアルバムリリースで当時話題になったことを思い出します。そのアルバムから「Auf Wiedersehen」と「Daa Houd」の二曲をお聴きください。
メンバーは下記の通りです。
Bass – Sam Jones
Drums – Roy Brooks
Piano – Red Garland