レイ・ブラウン(Ray Brown):ベーシスト憧れの巨人
レイ・ブラウンは常にジャズの中心にいた
ディジー・ガレスピーのベーシスト
レイ・ブラウン(Ray Brown)はエラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)と結婚していたんですよね。今思うと、凄い夫婦ですね。
レイ・ブラウンはハイスクール時代からピッツバーグではちょっと知られたベーシストになっていましたが、20歳の時ニューヨークに出てディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)のベーシストとなり、次第にアート・テイタム(Art Tatum)やチャーリー・パーカー(Charlie Parker)らとも演奏する機会を得るようになりました。
引用元:http://bassplayerscorner.com/musicians/ray-brown-jazz-legend/
オスカー・ピーターソン・トリオ結成
ディジー・ガレスピーのバンドには1946年から1951年までいました。その間、1949年にノーマン・グランツ(Norman Granz)が企画しているコンサートでオスカー・ピーターソン(Oscar Peterson)と初めて共演します。その後、ディジー・ガレスピーのバンドをやめてオスカー・ピーターソン・トリオに加入します。このトリオは1951年から1966年まで続く最強トリオとなり、数多くの名盤とライブを生み出すことになります。1958年にリリースされた「This is Ray Brown」から「Upstairs Blues」と「Cool Walk」の二曲をお聴きください。
- アーティスト: レイ・ブラウン,ジェローム・リチャードソン,オスカー・ピーターソン,ハーブ・エリス,オジー・ジョンソン
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1998/06/17
- メディア: CD
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常に大忙し
オスカー・ピーターソン・トリオは一旦1966年に解散しますが、その後もMPSレコードやパブロで復活、オスカー・ピーターソンとはレイ・ブラウンが亡くなるまでグッドパートナーの関係が続きます。オスカー・ピーターソン・トリオと並行して自分自身のレイ・ブラウン・トリオもこなし、他の数多くのミュージシャンとの共演も次々とこなしていくという大活躍状態がずっと続きます。
それでは、レイ・ブラウン・トリオのアルバムから、前回のウルフ・ワケニウス(Ulf Wakenius)を加えての「Summertime」から「Summertime」と「Watch What Happens」の二曲をお聴きください。
- アーティスト: Ray Brown,Ulf Wakenius,Geoff Keezer,Gregory Hutchinson
- 出版社/メーカー: Telarc
- 発売日: 1998/03/24
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ベース三本って?!
レイ・ブラウンはちょっと変わったこともやりました。1990年代後半に、クリスチャン・マクブライド(Christian McBride)とジョン・クレイトン(John Clayton)と三本ベースのグループ「スーパー・ベース」を結成。迫力あるサウンドで人気を呼びました。そのアルバム「Super Bass」からお聴きください。「Blue Monk」と「Mack the Knife」の二曲です。