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ドルフィーのバスクラを聴け

ジャズ(Jazz)を中心とした洋楽を、アップルミュージック(Apple Music)で聴けるように紹介していきます。

エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald):女帝という名がふさわしい

貫禄が違いますがな 

 今更ですが

ボーカルつながりで、エラ・フィッツジェラルドElla Fitzgerald)さまに来てしまいましたが、彼女のことは私などが語らなくとも既に語り尽くされているわけでして、今更なところがありますが、少しお付き合いください。

彼女との出会いは、学生時代に出入りしていたジャズバーでした。京都の四条木屋町近くにあった「厭離穢土(オンリエド)」という店で、カウンターが十席くらい、小さな二人がけのテーブルが2つほどの小さな店でした。小金を手にしたら友人を誘ってよく行きました。そこのマスターが渡辺さんという方ですが、一日に何度もエラ・フィッツジェラルドの「in Berlin」と「at the Opera House」をかけるんです。それで自然と親しんだというわけですが、そのおかげで、それらのアルバムはずっと買わず、学校を卒業してから十年以上経った頃懐かしくなって手に入れたという次第です。

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引用元:http://imagecompaniesenterprises.com/ailink/1626/

Ella in Berlin

その「Ella in Berlin」を聴いていただきましょう。「Gone with the Wind」と「Mack the Knife」の二曲です。

 

マック・ザ・ナイフ~エラ・イン・ベルリン

マック・ザ・ナイフ~エラ・イン・ベルリン

 

 

Gone With the Wind

Gone With the Wind

 

Mack the Knife

Mack the Knife

Mack the Knifeの歌詞をエラは十分覚えていないにもかかわらずこのコンサートで歌うことを強行し、途中で間違えたことに気づくとスキャットや即興で歌詞をデフォルメして歌いきったのが却って話題になり彼女の人気を大いに高める結果となりました。このアルバムはグラミー賞を受賞し、また後年1999年にグラミー賞の殿堂入りを果たしています。

Ella & Louis

この頃のスタジオ録音のアルバムとして人気の高いアルバムに「Ella & Louis」があります。エラ・フィッツジェラルドルイ・アームストロングLouis Armstrong)のデュエットアルバムですが、バックはオスカー・ピーターソン・トリオにバディ・リッチが加わった豪華な布陣です。この時代のジャズの楽しさが伝わってくるアルバムで、私の店でもリクエストが多かったアルバムのうちの一枚です。そのアルバムから「Can't We be Friends?」と「Stars Fell on Alabama」の二曲をお聴きください。

 

 

 

 Take Love Easy

後期のエラ・フィッツジェラルドジョー・パスJoe Pass)との共演が多いですが、そのきっかけとなったアルバム、「Take Love Easy」から「Take Love Easy」と「Gee Baby, Ain't I Good to You」の二曲をお聴きください。

 

Take Love Easy

Take Love Easy

 

 

 

不幸だった少女時代。娼婦だったことも。マフィアの手先もやりました。しかし、その境遇から抜け出し上り詰めた彼女。若い時代の歌声は喜びに溢れているように思えます。しかし、年を重ねるにつれ、清濁併せ呑む渋みも加わり、なんとも言えず引き込まれてしまいます。私はこの頃の彼女の歌声が一番好きです。

さて、流れですので(笑、次回はサラ・ボーンです。