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ドルフィーのバスクラを聴け

ジャズ(Jazz)を中心とした洋楽を、アップルミュージック(Apple Music)で聴けるように紹介していきます。

マイルス学校の主席卒業生は彼だ

マイルスの思想を引き継ぐ者

音楽と電子工学でドクターを持つ

ハービー・ハンコックHerbie Hancock)はグリネル大学という大学で音楽と電子工学の博士号を取得したそうです。それを知った時「あ~なるほどね~~~」と妙に納得してしまいました。

マイルス(Miles Davis)のエレクトリック指向はハービーの影響かもしれません。「これからは電子音楽の時代だよね~」と二人でワイワイ盛り上がってたのかも(笑

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引用元:http://100fusion.com/Hancock.html

 処女航海(Maiden Voyage)

ハービーの初期の名盤といえば筆頭にあがるのがやっぱりこのアルバムでしょう。もちろんこの時代はアナログ楽器です。

その中からタイトルチューンをお聴きください。

 

処女航海

処女航海

 

 

Maiden Voyage

Maiden Voyage

 問題作だけど大成功

上記「処女航海」のリリースが1965年で、その頃ハービーはマイルスグループの一員でした。マイルスグループは1968年頃に抜けました。その後すぐマイルスは「In a Silent Way」「Bitches Brew」を1969年、1970年に発表し、電子音を意識した音楽の創造をぶちかまします。すると、ハービーは1972年にコロンビアレコードに移籍し、翌1973年に問題作「Head Hunters」を発表します。この一連の流れは互いに呼応しているように感じます。

ハービー・ハンコックの「Head Hunters」もマイルスの「Bitches Brew」と同様に保守的なジャズファン層からは非難されましたが、「Bitches Brew」もそうであったように商業的には大成功を収めました。

その中から一曲お聴きください。「Watermelon Man」

 

 

Watermelon Man

Watermelon Man

V.S.O.P.:Quintet

 マイルスもそうですけど、その時やりたい音楽をするために集めるメンバーが的確なんですよね。実験的な試みや電子的な音楽を発展させていく一方で、ハービーは元マイルスグループメンバーを再集結してV.S.O.P.:Quintetを結成し世界ツアーを敢行します。彼以外のメンバーは、ウェイン・ショーターWayne Shorter)、フレディ・ハバードFreddie Hubbard)、ロン・カーターRon Carter)、トニー・ウィリアムスTony Williams)です。凄いメンバーですよね。

このV.S.O.P.:Quintetのナンバーから一曲お聴きください。

アルバム「V.S.O.P.: The Quintet」から「Third Plane」

 

V.S.O.P.- The Quintet

V.S.O.P.- The Quintet

 

 

Third Plane

Third Plane

世界の音楽業界を担う

この頃からハービーは単なる一人のジャズミュージシャンとしてだけではなく、音楽業界全体の中で企画的な仕事を行うようになります。音楽映画の監督もこなし、制作するアルバムも単なる曲の発表ではなく、メッセージ性や企画性を重視した内容のものを制作していくようになります。そして、アメリカ、いや世界の音楽業界を担う立ち位置にある存在となっていきます。そういう意味では「マイルス学校」卒業生の中では主席であると言えるのではないでしょうか。

1998年に「ガーシュイン生誕百周年」という企画で制作されたアルバム「Gershwin's World」から「St. Louis Blues」です。ヴォーカルやハーブはもちろんスティービー・ワンダーStevie Wonder)。

 

Gershwin's World

Gershwin's World

 

 

 

イマジン・プロジェクト(Imagine Project)

2010年、ハービーは70歳を迎え、「イマジン・プロジェクト」という企画アルバムを録音します。アルバム・コンセプトは「平和と地球規模の責任」とし、多くのミュージシャンを集結させ、素晴らしいアルバムに仕上げました。さすがです。もちろんグラミー賞を受賞。ちなみに、ハービーのグラミー賞受賞歴は十五回近くにものぼり、先ほど紹介したガーシュインのアルバムも受賞しています。

アルバム「Imagine Project」から、少し多いですが三曲お聴きください。

「Imagine」「Don't Give Up」「A Change is Gonna Come」です。

 

イマジン・プロジェクト

イマジン・プロジェクト

 

 

Imagine

Imagine

 

Don't Give Up

Don't Give Up

 

A Change Is Gonna Come

A Change Is Gonna Come

 

主席のハービーはこれぐらいにして、次回からは他の優秀な卒業生に話を続けましょう。