ドルフィーのバスクラを聴け

ジャズ(Jazz)を中心とした洋楽を、アップルミュージック(Apple Music)で聴けるように紹介していきます。

サックス

コールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins):スウィングからビバップまで

若いミュージシャンから慕われました ビバップの開祖 アビー・リンカーン(Abbey Lincoln)の名盤「Straight Ahead」や「We Insist」に参加している御大ということで、今回はコールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins)です。アビー・リンカーンというよりも…

ローランド・カーク(Roland Kirk):有り余る才能を発揮

長生きして欲しかった サックス何本もくわえて(笑 ローランド・カーク(Roland Kirk)はチャールズ・ミンガス(Charles Mingus)のアルバム「Mingus at Carnegie Hall」で初めて出会いました。私の大好物のサックスでした。で、ローランド・カークのことを…

ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson):最長老は元気です!

バップからソウル・ジャズ ジャズ界の最長老 むちゃくちゃとぼけた爺さんです。YouTubeで最近のルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)を観た印象です。ところが、サックスを吹き出したらやっぱりオーラが湧き出てくるんですよ。それでもって年齢を忘れさせる…

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon):Sophisticated Giant と呼ばれた男

アメリカとヨーロッパを渡り歩いた 麻薬から逃れて渡欧 豪快なサックスを吹く印象があるデクスター・ゴードン(Dexter Gordon)ですが、彼の実像を伝え聞くと、繊細で心優しい男性であったことがわかります。また、背が非常に高かった(1m 98cm)ことでも有…

ジョシュア・レッドマン(Joshua Redman):間違いなくメインストリーム

順調すぎるのが唯一の欠点 ジャズ界一のインテリ ジョシュア・レッドマン(Joshua Redman)は1969年生まれです。前回のクリス・ポッター(Chris Potter)は1971年生まれですから、ジョシュア・レッドマンの方が2歳年上ということになります。これにはちょっ…

クリス・ポッター(Chris Potter):甘いマスクでやること過激!

ジャズ界の重鎮になること間違いなし 黒っぽいサックス クリス・ポッター(Chris Potter)は元旦生まれです。いや、別に、それだけなんですけど(汗。クリス・ポッターと初めて会ったのもYouTubeでした。その時の感想は「男前やな~~。せやけどエライ過激に…

ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins):聖武天皇とキャラかぶってる(笑

ロリンズはロリンズであり続けたのね 真面目で気弱だったんでしょうね ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)は1930年9月にニューヨークで生まれました。幼い頃から音楽に親しみ、ハイスクール時代にはジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)やケニー・ドリュ…

ブランフォード・マルサリス(Branford Marsalis):お兄ちゃんはマイペース

堅実に一歩一歩ビッグネームに 実はロリンズをリスペクト 本当に凄い兄弟ですよね。前回、弟のウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis)が歴史に残る的なことを書きましたが、この兄弟は「史上最も偉大な兄弟」として歴史に残るでしょう。 そんなブランフ…

チコ・フリーマン(Chico Freeman):サラブレッド故の葛藤があったのかな?

音楽一家じゃないよ。音楽一族だよ 彼も尖って出発した チコ・フリーマン(Chico Freeman)も前回のアーチー・シェップ(Archie Shepp)と同じように、出発は十分尖っていました。そして同じようにある時丸くなり、同じようにコアなジャズファンから非難され…

アーチー・シェップ(Archie Shepp):シェップ節は健在です!

トシとって丸くなりましたね 若い時は怒ってました アーチー・シェップ(Archie Shepp)が紹介される時、今でも「アヴァンギャルド」「フリージャズ」などの形容詞がついて回ります。確かに若い頃のアルバムはメッセージ性も強く、内容も当時のジャズ界にあ…

ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean):時代に対して正直に生きたんだね

私はジャッキー・マクリーンを知らなかった かたよった印象 今回この稿を書くにあたって、私はジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)というジャズマンの仕事を見返してみました。そうすると、今までジャッキー・マクリーンのことを何も知らなかったことに…

ウェイン・ショーター(Wayne Shorter):カッコイイ爺さんやってるよな

80歳を超えちゃったよ 今が一番カッコイイ ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)のジャズ人生は、1958年頃メイナード・ファーガソン(Maynard Ferguson)のバンドに参加したことから始まります。翌1959年にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ(…

キャノンボール・アダレイ(Julian "Cannonball" Adderley)

大食漢(cannibal)が語源だって? 枯葉(Autumn Leaves)禁止令 奈良の生駒駅前で「JAZZ 音の郷」というジャズ喫茶をやってました。その店では毎週土日の夜は小規模なライブを開催。店が小さかったので基本デュオというしばりで、結構面白い組み合わせも多…

コルトレーンは永遠に不滅です

求道者としてのコルトレーン マイルスからの信頼 1957年にマイルス(Miles Davis)の元を去ったコルトレーン(John Coltrane)は、一時セロニアス・モンク(Thelonious Monk)と行動をともにしましたが、翌1958年に再びマイルスの元に帰ってきます。そしてマ…

コルトレーンはゆっくり年代を追って聴きましょう

まずは初期を聴きましょう 無名から短期間でトッププレイヤーに 20世紀を代表するジャズ・ジャイアントの一人としてあまりに有名なジョン・コルトレーン(John Coltrane)ですが、実際に第一線で活躍したのは十年あまりという短いものでした。 20歳くらいで…

コルトレーンもビビってた?

コルトレーンが「一緒にやらないか?」 コルトレーンの移籍 1961年頃って、コルトレーン(John Coltrane)はジャズ界の大物の一人になっていたんでしょうね。コルトレーンはその頃、アトランティック(Atlantic Recording Corporation)というレコード会社と…

ドルフィーのアルトサックスは縦横無尽

ドルフィーはチャーリー・パーカーの直系? 吹きまくり バスクラ(bass clarinet)、フルート(flute)とくりゃあ、やっぱり次はアルトサックス(alto saxophone)でしょ! つうことで、今回はドルフィー(Eric Dolphy)のアルトサックスです。 彼はオーネッ…

ドルフィーのフルートは小鳥の囀り

ドルフィーのフルートは超美しい 変幻自在のドルフィー 前回はドルフィー(Eric Dolphy)のバスクラリネット(bass clarinet)を紹介しましたが、今回はフルート(flute)を紹介します。 (引用元:http://sayhellotoeverybody.tumblr.com/) バスクラでは荒…

ドルフィーのバスクラリネットは馬の嘶き

初の投稿でご挨拶 ジャズとの出会い 幼いころから洋楽を聴くのが好きでした。 ポール・アンカ(Paul Anka)やニール・セダカ(Neil Sedaka)から始まって、ビートルズ(The Beatles)、CSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング Crosby, Stills, Na…