マックス・ローチ(Max Roach):ビバップ発展の功労者
やはり彼は名ドラマー
ブラウニーとの双頭コンボ
マックス・ローチ(Max Roach)と言えば、まず最初に頭に浮かぶのが、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown)との双頭クインテットですね。私自身もジャズのレコードを聴くようになったごく初期に買ったのがこのクインテットのレコードでした。「Study in Brown」「at Basin Street」等でした。当時のジャズ界では最も若く最も先進的なコンボでした。しかし、このコンボは、クリフォード・ブラウンとピアニストのリッチー・パウエル(Richie Powell)を交通事故で同時になくしたことによりわずか二年で消滅することになってしまいます。マックス・ローチはショックのあまり一時期酒浸りの生活に陥ったという話です。
続きを読むブッカー・リトル(Booker Little):早すぎる死が悲しすぎる
たしかにキラキラ輝いていた!
ドルフィーの若き相棒
このブログはエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)から始まりました。エリック・ドルフィーの次にブッカー・リトル(Booker Little)につなげなければならなかったかもしれませんが、今まで辿りつけませんでした。ジャッキー・バイアード(Jaki Byard)から「Far Cry」つながりでやっとたどり着きました。
私にとってのブッカー・リトルはエリック・ドルフィーの若き相棒としての存在という位置づけが一番大きいです。もちろん一人の若き天才トランペッターとしての存在は、個としてのブッカー・リトルその人の存在としてあるわけですけれど。
引用元:http://bullmurph.com/tag/booker-little/
続きを読むジャッキー・バイアード(Jaki Byard):謎の死が神秘のベールに包む
ドルフィーとの共演が印象的
ミンガス周辺に偏る
ミンガスつながりでジャッキー・バイアード(Jaki Byard)です。「ジャキ・バイアード」と表記されることがあります。1962年~1964年頃、ミンガスのグループで数多くのサイドマンとしての録音を残しています。その中でエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)とも共演し、ドルフィー名義のアルバムでも数枚共演しています。その他ブッカー・アーヴィン(Booker Arvin)との共演でもいくつかのアルバムを残しています。キャリアの年数の割に録音枚数はそれほど多くなく、共演しているミュージシャンもミンガス周辺に偏っていることもあって我が国ではあまりメジャーではありませんが、非常に評価の高いピアニストです。
引用元:http://jazzinsideandout.com/tag/jaki-byard/
続きを読むローランド・カーク(Roland Kirk):有り余る才能を発揮
長生きして欲しかった
サックス何本もくわえて(笑
ローランド・カーク(Roland Kirk)はチャールズ・ミンガス(Charles Mingus)のアルバム「Mingus at Carnegie Hall」で初めて出会いました。私の大好物のサックスでした。で、ローランド・カークのことを調べてみると、「サックスを複数くわえて吹く」とのことでした。「エエエ???何、それ?」って思っていて、レコード聴いてもあんまりわかんなくて、そのまま忘れていたんですが、ある日YouTubeかなんかでそれ見ちゃったんですよ。驚きましたねぇ~~~。こんなことは他に誰も出来ないんじゃないの?!と思ってたんですよね。ところが、私の店でレギュラー的にライブをやってくれていたサックスプレイヤーの黒田雅之氏(以下クロちゃん)が二本くわえて吹いてたんですよね。クロちゃんは「出来なくはないっすよ!」と軽く言ってました(笑。
引用元:http://www.iconsofjazz.com/
続きを読むチャールズ・ミンガス(Charles Mingus):怒れるベースの巨人
ミンガス・ミュージックというしかない
D. エリントンからクビになっちゃった
今回は、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus)ですが、前回のデューク・エリントン(Duke Ellington)から何故つながるのかと言うと、チャールズ・ミンガスはデューク・エリントン・オーケストラをクビになった珍しい人だからです(笑。デューク・エリントンは温厚で、めったにクビになどしなかったそうですが、ミンガスの喧嘩っ早い性格だけは許さなかったというお話が残っています。しかし、それにも関わらず、ミンガスはエリントンを一生敬愛していたといいますから、クビになった時はいかにショックが大きかったかと可哀想になってしまいますね。
引用元:http://pastdaily.com/2014/10/05/charles-mingus-live-at-newport-1956-1959-1971-past-daily-downbeat/
続きを読むデューク・エリントン(Duke Ellington):洗練されたサウンドを目指して
アメリカジャズ界の頂点にいた人なんだよね
英語版wikiに萎える
私がこのブログを書くについては、やはりネットで検索して参考にしながら書きます。自分の拙い知識や勝手な思い込みだけで書かないようにしていますが、そうなってくると、まずは手っ取り早く「wiki」をすべてにわたって検索して一読してから書くのがルーチンとなっています。ジャズの場合、日本語のwikiと英語のwikiでは内容的に百倍くらい差があって、どうしても英語のwikiに目を通さざるを得ません。そんなに英語は得意ではないですが、辞書をひきながらというのも邪魔くさいので、ざっと目を通す程度で、どうしても重要な箇所だけは辞書を面倒だけどひいて確認するというようなことです。で、今回のデューク・エリントン(Duke Ellington)ですが、予想はしていたのですが、英語版のwikiの文字量が半端なくって萎えてしまいました(笑。
引用元:http://www.bbc.co.uk/music/artists/3af06bc4-68ad-4cae-bb7a-7eeeb45e411f
続きを読むカウント・ベイシー(Count Basie):スイングの神様!
最もジャズった人でした
スイング感とグルーヴ感
ジャズが他の音楽と異なる表現手段を持つことの一つに「スイング感」というものがありますが、このスイング感がどのように表現されるかについてはなかなか納得いく説明が得られません。このスイングの権化のようなミュージシャンがカウント・ベイシー(Count Basie)であり、カウント・ベイシー・オーケストラであることはみなさん異存はないのではないでしょうか。そのサウンドは独特のうねりを伴いますが、そのうねりが「グルーヴ感」と言われるものなのでしょう。このようなジャズ独特の表現、「スイング感」「グルーヴ感」等はカウント・ベイシーが存在したからこそ認識出来、ジャズが他の音楽と異なる特異なジャンルであることの証明となるのです。
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