長い間お待たせしました
二年ぶりの再開です
今から2年前の2016年、1月から8月にかけて79の稿を書いてピタっと停止していたこのブログ。
本当に久しぶりに開き、アクセス解析のページを見て驚きました。
今日、2018年7月某日、アクセス数が12万件を超えています。2年もの長きに渡って全く更新していなかったにもかかわらず本当にたくさんのアクセスをいただいてきたようで、ありがたいことだなと心底嬉しい気持でいっぱいです。そして、それと同時に長い間放っておいたことに申し訳ないと思います。
ということで、長い間放っておいたこのブログ、そろそろ再開したいと思います。
引用元:http://cherokeespecialevents.com/calendar/event/steve-miller-band-in-concert/
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雰囲気を少し変えます
ブログ再開にあたって、今までの稿をざっと読み直してみました。
私が好きなジャズアーティストを順繰りに紹介するだけのブログでした。これをそのまま再開するのはどうだかなと思うんですよ。
そこで、今までの稿はそのままにして、今回再開するにあたっては、少し雰囲気を変えてみようかなと思っています。
私的な音楽ブログという基本はそのままにして、その音楽はジャズにこだわらず、「私的な」という部分を強調して、私的なブログに音楽を絡ませていくというようなことになるかと。また、音楽のソースも、アップルミュージックにこだわらずYouTube等からのソースも使用させていただこうと思います。
さて、それでは本題に入っていこうかと。
私のこれまでの人生の中で、音楽は切っても切れない位置を占めているわけですが、実際に職業として関わったのはジャズ喫茶の経営でした。これはわずか三年ほどで頓挫してしまったのですが、そのことがこのブログを始めるきっかけになりました。しかし、ジャズ以外の音楽も大好きでして、今回の再開も、そのあたりから肩慣らし的に始めたいと思います。
Jungle Love(by Steve Miller Band)
最近、My iPhoneでリストを作りヘッドホンで聴いているんですが、そのリストをシャッフルで出てきた曲から順に書いていきます。
まず最初に始まったのが
「Jungle Love」
おっと、別にこの映像を狙ったわけではないんですよ。単なる「出血大サービス」です(笑。「steve miller band jungle love」と打ち込んで検索をかけると、たまたまこの映像がヒットしたと・・・まあ、こういう偶然が楽しめるのもYouTubeの面白いところかな。
あ、言っときますが、再開後はこの路線を狙っているわけではありませんよ、念のため。
この「Jungle Love」は、スティーブミラーバンドの名盤「Book of Dreams」(1977年リリース)からです。
引用元:http://oldrocknews.blogspot.com/2017/09/steve-miller-band-book-of-dreams-1977.html
アルバムが一つの作品
このアルバムは、ジャズアルバム以外では最も好きなアルバムの一つです。一曲一曲はそれぞれいい曲で、単独で聴いても十分名曲であると思いますが、それよりもアルバムのトータルな印象が秀逸で、ビートルズのアルバム「サージャントペパーズ」に匹敵すると思っています。
アルバム全体が、一つの完成された作品として構築され、クラシックにおける組曲のような位置づけにあります。クラシックの組曲でも、それぞれの構成された楽曲が単独で演奏されているように、こういうアルバムにおいても、個々の楽曲が単独で十分存立し得るのですが、アルバムトータルで感じるとよりしっくりくることが往々にしてあります。
ベン・ウィリアムス(Ben Williams):将来はベースの巨人
ジャズミュージシャンと言ってはいけないのかな
意外に情報がない
ベン・ウィリアムス(Ben Williams)は、私の中では結構昔から「有名なベーシスト」でした。しかし、今回この項を書こうと、ネット上で資料を探し始めたら、意外や意外、彼の二枚のリーダーアルバムの情報以外に情報が非常に少ないのです。
引用元:http://msutoday.msu.edu/news/2013/go-green-go-grammys/
続きを読むジョン・パティトゥッチ(John Patitucci):今ではアコースティックの雄
時代とともにスタイルを変化
ウエイン・ショーターのリズム隊
言わずと知れたジャズ・ベーシスト界最高峰の一人です。ピアニストのダニーロ・ペレス(Danilo Perez)、ドラマーのブライアン・ブレイド(Brian Blade)と巨匠ウエイン・ショーター(Wayne Shorter)の最強リズム隊を務めていることで知られた存在です。
引用元:https://www.berklee.edu/news/john-patitucci-music-instrument-social-change
続きを読むダニーロ・ペレス(Danilo Perez):音楽の神に愛された男
パナマの英雄
ショーターを支えた強者
ダニーロ・ペレス(Danilo Perez)は1965年にパナマで産まれました。現代ジャズミュージシャンの多くがそうであるように、彼の音楽への入り口はクラシック音楽でした。20歳でアメリカに渡りバークリー音楽院に学ぶことになり、ジョン・ヘンドリクス(Jon Hendricks)やテレンス・ブランチャード(Terence Blanchard)等と共演します。その後もウイントン・マルサリス(Wynton Marsalis)を始め数々の大物ミュージシャンと共演しています。2000年にはベースのジョン・パティトゥッチ(John Patitucci)、ドラムのブライアン・ブレイド(Brian Blade)とともにウエイン・ショーター・カルテットの一員となり一気にジャズジャイアンツの一員に名を連ねることになります。
引用元:http://www.beethovenfm.cl/festival-chile-jazz-por-la-paz-con-danilo-perez/
続きを読むマーティン・ウインド(Martin Wind):もっとメジャーになっていいんじゃない?
ジャズという音楽の地位を向上させる功労者
ジャズ・バルティカ
毎年7月から8月にかけてドイツで開催されている「ジャズ・バルティカ」というジャズ・フェスティバルがあります。これがなかなかレベル高いんですよね。ヨーロッパのそれもドイツということになればやっぱりクラシック音楽のメッカです。それが証拠に、このジャズ・バルティカが開催されている同時期、同地では「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」というクラシック音楽の大きなフェスティバルが開催されています。要するにジャズ・バルティカはそれに伴って開催されるようになったってことだと思います。実際に2002年からジャズ・バルティカはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の一部として正式に組み込まれたようです。昔からヨーロッパのジャズの尖鋭的な部分はクラシック要素が入り込んでくるようなイメージがありましたが、このジャズ・バルティカはまさにそのようなジャズ・フェスティバルです。
私がこのフェスティバルのことを知ったのはYouTubeの映像でした。YouTubeでジャズ・バルティカに絞り込んで様々な映像を観て聴いてしていると、そのフェスティバルの中心的存在としてマーティン・ウインドというベーシストがいることに気づきました。
引用元:https://www.allaboutjazz.com/turn-out-the-stars-martin-wind-what-if-music-review-by-mark-corroto.php
続きを読むギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman):透明感あふれるプレイが素敵です
現在のニューヨークジャズを象徴する一人
言わずと知れたイスラエル出身です
ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)はイスラエル出身です。今のニューヨークジャズシーンの特徴の一つが、イスラエル出身ミュージシャンの大活躍ですね。アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)、オマー・アヴィタル(Omer Avital)、エリ・デジブリ(Eli Degibri)、オズ・ノイ(Oz Noy)、サム・ヤエル(Sam Yahel)等々、素晴らしい若手ミュージシャンが活躍しています。ギラッド・ヘクセルマンは地元では早くも12歳でデビュー、地元の名門テルマ・イエリン芸術学校を卒業後、21歳で渡米、ニューヨークデビューしました。
引用元:http://jazztimes.com/articles/97075-gilad-hekselman-s-direct-connection
続きを読むフィニアス・ニューボーン Jr(Phineas Newborn, Jr.):メジャーになりきれなかった天才
ジャズシーンにおけるゴッホ
今では誰もが彼を天才と呼ぶ
フィニアス・ニューボーン Jr(Phineas Newborn, Jr.)は「不遇の天才」と言われています。死後認められたという点でゴッホになぞらえることが出来ますが、そのこと以上にゴッホと類似している点があります。生前認められないという焦燥感から精神に異常をきたしたということが悲しい類似点なのです。
引用元:http://phineasnewbornjr.org/
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